他機関からJICQAへの登録移転

日本検査キューエイ株式会社(JICQA)は、登録移転を実施しています。登録移転とは、JICQA以外の審査登録機関に従来から登録されている各種マネジメントシステムを、JICQAの登録へ切り替える方法のことです。登録移転フローはこちらをご参照ください。

登録移転の対象

現在登録されている審査機関がJAB、UKAS、ANAB等IAF相互承認協定(MLA)の加盟メンバーである認定機関から認定され、認定の一時停止前に登録し、かつ、登録が維持されている場合が、登録移転の対象となります。
JICQAが認定を得ていない認証規格も含みます。

登録移転の対象とならない場合

次の場合は、有効な認定とは認められず、初回審査、またはこれに準じた取り扱いとなります。

  1. 有効な認定を受けていない審査機関による登録
  2. 審査登録業務を中止した審査機関が発行した登録
  3. 認定が失効、一時停止若しくは取り消された他審査機関による登録

登録移転の手続き及び料金

登録移転の手続き及び料金に関しては、以下の通りです。

  1. 登録移転申請の際、ご提出頂いた資料に基づき、有効な認定による登録か否かの判断(有効性判断)を行います。
  2. 有効と判断された場合、書類による確認(文書レビュー)を行います。
  3. 文書レビュー及び登録料等、登録移転の料金は、基本的に無料です。(*1) (*2)
  4. 有効性判断、文書レビュー、又は現地訪問で、マネジメントシステムの有効性に疑問が生じた場合には、初回審査、またはこれに準じた取り扱いとなり、料金が必要となります。

(*1) 文書レビューにより、以前の審査が完結していないことが判明した場合、現地訪問を実施します。現地訪問は有料となります。
(*2) AS-QMSの場合、有料の登録移転審査を実施します。加えて、AS-QMSのIAQG-OASISデータベースへの登録に関し、登録組織に対するIAQG-OASISデータベース登録料がJAQG(航空宇宙品質センター)からJICQAに請求されますので、JAQG会員区分に応じお支払頂きます。

JICQA登録証の発行

登録の有効期限は、原則として従来のものが引き継がれます。

登録移転フロー

登録移転フロー

登録移転FAQ

審査機関を変えるタイミングはいつが良いでしょうか?

基本的にはいつでも審査機関を変えることが可能ですが、注意も必要です。早めのご相談をお勧めします。

★審査時期の直前になってからの登録移転のお申し込みは避けましょう。
→審査時期が迫ってからの審査機関変更のお申し出の場合、審査員の手配や準備が間に合わない場合があります。
→特に更新審査時期や認証の有効期限の直前になってからの審査機関の変更は、登録の更新が間に合わずに認証が失効するおそれがあります。

変更をご希望の審査機関に、お早めに (1)登録有効期限 (2)例年の審査時期 の情報をお伝えの上、ご希望の時期に審査が実施可能かどうかご相談ください。

審査機関の変更を希望しても変えられないことはありますか?

特定の条件に当てはまる場合、審査機関の変更(登録移転)ができないことがあるため注意が必要です。

★現在認証登録している審査機関が次の1~4のどれかにあてはまる場合は、登録移転ができないおそれがあります。

  1. どこの認定機関からも認定を受けていない
    →現在の登録証をご確認ください。認証機関のマーク以外に、認定機関(JAB、UKAS、ANABなど)のシンボルマークが何も記載されていない場合が該当します
  2. 審査登録業務を中止している
  3. 認定機関から認定の失効/一時停止/取り消し 等の処分を受けている
  4. 「認定機関の国際相互認証」に加わっていない認定機関から認定を受けている
    →IAF(国際認定フォーラム)に加盟していない認定機関の場合が該当します

詳しくは変更をご希望の審査機関にご相談ください。

60分間無料でご相談できる「オンライン相談窓口」はこちら。

審査機関を変更するにはどのような手続きが必要ですか?

審査機関によって必要な手続きが異なる可能性があります。変更をご希望の審査機関にお問い合せください。

★日本検査キューエイ(JICQA)の場合、基本的に以下の1~6の書類のご提出だけで変更いただけます。

  1. 審査登録の申し込み書類
  2. 現在の登録証の写し
  3. 審査報告書の写し
  4. 最新のマネジメントシステムマニュアル文書
  5. 会社案内・パンフレット類
  6. 組織図等
    →ご提出いただいた書類をレビューした上で登録移転の手続きを行わせていただきます。
    (レビューの結果、お客さまを訪問させていただく場合もございます)

60分間無料でご相談できる「オンライン相談窓口」はこちら。

審査機関が多くて、どこに変えると良いか分かりません。

まずは「現在の審査機関に対する不満内容」と「新たな審査機関に求めること」を明確にすることが大切です。

★審査機関にはそれぞれ特色や強み/弱み、審査方針など、さまざまな違いがあります。
まずはお客さま自身のご希望を明確にされてください。その上で、気になる審査機関の担当者との面談や、ホームページ・資料の確認などを通じて、ご希望に応えてくれる審査機関を探されることをお勧めします。

とにかく審査費用を安くしたいです。

審査の品質、および審査員や各種対応などのサービスの質をお求めなら、安さだけで審査機関を選ぶことは避けた方がよいでしょう。

★審査機関の維持には「認定機関(JAB等)への認定料金」「審査員の採用・育成費」「登録企業・組織への対応」など、さまざまな経費がかかっています。
それらを踏まえて各審査機関は審査費用を設定しています。そのため、審査費用を下げるには審査員の育成や登録企業・組織への対応などにかかる経費を削ることになり、審査の品質低下につながるおそれがあります。(「認定料金」は決められた金額であるため、認証機関の努力では削減できません)
お客さまごとにご事情はあると思いますが、「審査費用を安くしたい」という理由だけで審査機関を変えることはお勧めできません。

こちらから審査の見積りをご依頼いただけます。

審査機関を変える場合、費用はかかりますか?

審査機関によって費用がかかる可能性があります。変更をご希望の審査機関にお問い合せください。

★日本検査キューエイ(JICQA)の場合、基本的に登録移転の手続きにあたって費用はいただきません。

こちらから審査の見積りをご依頼いただけます。

審査機関を変える際は審査員が来社、審査を行いますか?

日本検査キューエイの場合、審査機関の変更にあたって審査員がお客さまを訪問、審査することは、基本的にありません。

★現在ご登録の審査機関が行った直近の審査で「不適合」の指摘があり、さらに「是正処置が完了していない」場合など、特定の条件にあてはまる場合は現地訪問で確認させていただくことがあり得ます。

審査機関を変える場合、現在登録している機関にはいつ連絡するといいですか?

現在ご登録の審査機関へのご連絡は不要です。

★審査登録の国際ルールにより、新しい変更先となる審査機関が元の(現在の)審査機関へ連絡いたします。
そのため、お客さまから現在の審査機関にご連絡いただく必要はありません。
(その後に現在の審査機関の登録を抹消する手続きが発生する可能性はあります)

審査機関を変えた後も、同じ時期に審査を受けることはできますか?

可能ですが、お早めのご相談をお勧めします。

★審査機関はお客さまの審査に適した審査員を手配、準備する必要があります。
ご希望の審査時期が近づいてからのご連絡の場合、対応できない可能性があります。余裕を持ってお早めにご相談されることをお勧めします。

60分間無料でご相談できる「オンライン相談窓口」はこちら。

審査機関を変えるにあたって、審査時期も変更できますか?

審査の種類によっては可能です。

★変更を希望する審査機関へ、お早めにご相談されることをお勧めします。
[サーベイランス審査]の場合、比較的容易に審査時期を変更できます。
[更新審査]の場合、登録有効期限までに審査登録の更新を行う必要があります。
そのため、ご希望の審査時期への変更ができかねる場合もあります。
審査機関の変更を検討される場合は、お早めに変更をご希望の審査機関にご相談ください。

審査機関を変えると、初回審査から受け直しになりますか?

初回審査から受け直しにはなりません。

★審査機関を変更されても、それまでの「登録有効期限」「審査サイクル」を引き継ぎます。
そのため次の審査が「サーベイランス審査」の場合は、新しい機関に移った際も「サーベイランス審査」を、「更新審査」の場合は「更新審査」を行うことになります。

審査機関を変えると、審査日数が増えることはありますか?

あり得ますが、基本的に大きくは変動しないと思われます。

★審査にかける「工数」は国際ルールに基づいて算定されます。
審査の工数(日程)を算定する際の細かなルールや判断が審査機関によって若干異なり、そのため審査工数が変動することはあり得ますが、若干の増減に留まるでしょう。
ただし、前回の審査以降に会社を取り巻くさまざまな変化が発生した場合などは、審査工数が変動する可能性もあり得ます。
詳しくは変更を希望する審査機関へ、事前に概算の審査工数を確認することをお勧めします。

こちらから審査の見積りをご依頼いただけます。


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