教育制度

JICQA審査員の特徴は、各業種・各事業分野のプロフェッショナルとして培ってきた豊かな経験をベースとし、入社後に審査員として求められる知識とスキルを身に着けることにより、自らの経験を活かした審査を通じてお客様のISOマネジメントシステムの運用またはJISの認証維持に直接的に貢献できる点にあります。

このため入社後は、審査員育成に関する当社の豊富な経験と実績をもとに、各人の職務経験を踏まえ個人毎にデザインされた教育プログラムを受講することにより、最短1年で主任審査員の資格を取得し、自らの経験を活かした審査員として活躍することが可能となっています。

当社は、審査員の育成研修に加え自己啓発のための研修も行っており、人材育成に力を入れています。

審査員資格取得・審査力量向上研修

ここでは入社以降の流れ、審査員資格取得のための研修、審査力量向上のための研修について紹介します。

本社での基礎研修

まずは本社で新人プログラム研修を受講し、この期間に審査員としての基礎を固めます。
座学研修として規格解釈、審査技法など審査員として必要な基礎知識を習得するとともに、先輩審査員に同行して実際の審査現場で実践的なトレーニングを積み、必要なスキルを身につけます。

主任審査員として活躍

現地審査において力量が評価され、審査員補から審査員、審査員から主任審査員へとステップアップした後は、いよいよ主任審査員として本格的に審査業務に携わります。

主任審査員資格を取得した後は、本人の希望を考慮し、名古屋、大阪、西日本(福岡)の地方審査部での勤務も可能となります。自宅から直接審査先に伺うことからライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能です。

複数規格に対応可能な審査員

原則、品質(QMS)からスタートし、その後環境(EMS)、情報マネジメント(ISMS)、労働安全衛生マネジメント(OHSMS)など、複数の審査員資格を取得することで、お客様の多様なニーズに応えられるスキルを身につけます。

主任審査員として活躍し、自己研鑽を重ねることで多彩なキャリアプランを実現することも可能です。
航空宇宙品質マネジメントシステム(AS-QMS)や自動車産業品質マネジメントシステム(IATF 16949)など、より専門性の高い規格を学んでキャリアアップすることで、希少価値の高い審査員としてお客様からも高く評価されるようになります。

なお、新たな資格取得のため社外研修等に参加する費用は、すべて会社が負担します。

生涯現役の審査員

JICQAでは審査技術の維持・向上を図るため、主任審査員資格取得以降も定期的に開催される集合研修(規格別研修会、審査技術交流会)に参加し、審査関連情報のアップデートを行うとともに審査員同士の交流を通じ審査スキルの醸成を図ります。

当社では、定年後も審査員資格を維持し、健康で就業意欲がある方に対しては70歳以上でも継続して働ける柔軟なキャリアパスを提供しています。

ヒューマンスキル・ビジネススキル向上研修

JICQAでは、「事業の目的に共感し仕事に価値を感じ自律的に創意工夫していく人材」の育成は欠かせないとして、審査員資格取得・審査力量向上研修とは別に、毎年、職種別階層別にヒューマンスキル・ビジネススキル向上研修を行っています。

過去の実施例

対象 研修名
全員 ハラスメント研修、メンタルヘルス研修、情報セキュリティ研修、アンコンシャスバイアス研修
e-ラーニングによる自己学習(受講メニューは会社が指定する範囲から自分で選択)
審査員 iWAM研修、アンラーニング研修
管理職社員 マネジメント研修、労務管理研修、評価者研修ほか
一般社員 ロジカルシンキング研修、アサーティブコミュニケーション研修、セルフマネジメント研修、レジリエンス研修ほか

この他、社外の各種セミナーや通信教育の受講に対しての支援制度があり、自律的に学習し能力向上意欲のある社員を応援しています。