国の補助事業であるSHIFT事業(工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業)では、第三者機関による検証が必須とされております。
JICQAは一般社団法人 温室効果ガス審査協会(GAJ)より2021年に承認を受けた、SHIFT事業の検証機関です。
JICQAのSHIFT事業における審査の特色
JICQAは一般社団法人 温室効果ガス審査協会(GAJ)より2021年に承認を受けた、SHIFT事業の検証機関です。
- 多量排出事業者出身の検証人が多数在籍していますので、経験豊富かつ専門性の高い検証を実施しております。
- 検証人の大半はISO14001主任審査員資格を保有しておりますので、現場に精通した検証を実施しております。
- 2006年より排出量検証業務を実施しておりますので、製造業、サービス業と多くの業種にて検証実績があります。
JICQAのSHIFT事業の排出量審査プロセス
当社における検証プロセスは、以下のようになります。詳しくはお問い合わせください。
2カ月から4カ月
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- 検証チームリーダー決定
- 幅広い専門性、高い検証技術を持つ検証人を選定します。
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- 事前審査
- 組織が作成した算定報告書等を基に、リスク評価を行い、現地審査計画を策定します。
また記載内容のルール上の不備の有無を主体に書類の審査も行います。
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- 現地訪問検証
- 組織が作成した算定報告書等の記載内容の不一致の有無について、現地視察や算定データのチェックにより排出量審査を行います。
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- 排出量検証結果判定会議
- 排出量審査結果に基づいて、適用規則への適合性について審議し、排出量審査意見が適切なものであることを評価します。
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- 排出量審査報告書の作成、発行
- 排出量検証結果判定会議にて承認決定後、排出量審査の意見表明を含む排出量審査報告書を発行します。
SHIFT事業の概要
SHIFT事業とは、以下の2つを事業目的としております。
- 業務部門・産業部門における2030年目標や2050年目標の達成に向けて、工場・事業場における先導的な脱炭素化に向けた取組を推進する。
(先導的な脱炭素化に向けた取組: 削減目標設定、削減計画策定、設備更新・燃料転換・運用改善の組み合わせ) - 脱炭素化に向けて更なる排出削減に取り組む事業者の裾野を拡大する。
詳しくはSHIFT事業ウェブサイトご確認ください。
SHIFT事業のメリット
- 脱炭素化への取り組み強化
脱炭素化の取り組みが強化するための脱炭素化促進計画の策定支援を受けることで、積極的に推進することができます。 - 設備更新に対する補助
諸条件(※)を満たす脱炭素化促進計画に基づく設備更新を行う際に補助(補助上限5億円)を受けることができます。
※諸条件とは、1.ガス化または電化等の燃料転換、2.CO2排出量を4,000t-CO2/年以上削減、3.システム系統でCO2排出量を30%削減となります - エネルギーコストの削減
脱炭素化促進計画に基づく設備更新を行うことで、エネルギー費用の削減がほとんどの場合で可能となります。 - ノウハウの蓄積
CO2排出量の算定や将来導入される可能性が考えられるCO2排出量検証、排出枠の取引実務に関する知見を得ることができます。 - 企業イメージの向上
脱炭素化促進取り組みの先進企業として、認知度の向上に繋がります。
SHIFT事業の前身であるASSET制度のJICQAの検証実績
実施時期 | 第1期~第9期 2012年~2020年 |
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基準年度 | 60 |
削減目標年度 | 54 |