北商物流株式会社様にISO39001の登録証を授与しました。
JICQAは2023年5月11日、道路交通安全マネジメントシステム(Road traffic safety Management System, RTSMS)の国際規格ISO39001:2012を適用規格として、北商物流株式会社 本店(東京都北区)を認証し、2023年6月9日に登録証授与式を、JICQA本社にて行いました。
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中央:北商物流株式会社 代表取締役社長 瀬戸口 敦さま
右:北商物流株式会社 専務取締役 瀬戸口 勇さま
左:日本検査キューエイ株式会社 代表取締役社長 菅野 良一
認証登録内容
- 組織名
- 北商物流株式会社
- 事業所名
- 本店
- 適用規格
- ISO39001:2012
- 登録範囲
- 軽貨物運送における事業活動
今回の認証取得に関して、お話を伺いました。
貴社の事業概要をお聞かせください。
当社は軽貨物運送事業を中心として、「企業専属便」「3PL」「設置・取付便」「ECコマース」などの事業を展開しています。
ただ「運ぶ」ことのみから脱却し、プラスαの「付加価値」をご提案することで、企業さまの物流により貢献し、さらに新たな市場を創ることができると考えています。
「付加価値」は他社にない提案はもちろんのこと、当社では「プライバシーマーク」取得・「サイバープロテクター保険(情報漏えいやサイバー攻撃などによる賠償損害を補償する保険)」適用・「産業廃棄物収集・運搬許可証」取得・「応用行動分析学の教授とのトップパートナーシップ契約」など、業界内でも数少ない取組みを積極的に実施することで、安心・安全を見える化して「付加価値」をつけています。
今回の認証取得に至った経緯と目的はどのようなものでしょうか。
昨今の運送会社による、悲惨な事故を数多く目の当たりにしました。軽貨物業界でもECの需要が高まるにつれ、軽貨物の需要も高まりました。
それに伴い一般貨物と比べ、法整備が追い付いておらず、黒ナンバー[黒地に黄色の文字で書かれたナンバープレートのこと。軽貨物運送事業(貨物軽自動車運送事業)を行う車両に取り付ける]の事故も爆発的に増えていきました。
当社では、そういった悲惨な事故を減らす自らへの戒めとともに、専門機関による第三者認証の取得を通した安全への取組みとして、取得する決断に至りました。
現在のご感想と今後の抱負をお聞かせください。
国際標準規格に基づいて認証を受けたことは非常に嬉しく思います。
弊社の安全への認識と取組みが認められたことを嬉しく感じてもいますが、その一方で課題もあり、認識を改めなければいけないこともありました。
今後は現状を維持するのではなく、より安全運転への取組みを追求し、当社の取組みが世間の皆様から評価いただけるよう努力を惜しみません。
また、そういった取組みを業界全体が見ることで、専門機関による第三者認証取得を通した安全への取組みが、広く浸透することを望みます。
本件に関するお問合せ先:営業部(eigyo-info@jicqa.co.jp)